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NS-10M Studioのスピーカー交換

最近、モニタースピーカーNS-10M Studioのスピーカー交換を行う機会があったので、様子をアップしてみようと思います。このNS-10M Studioは、高音部の「ツイーター」と低音部の「ウーファー」の両方を交換しようと思います。


ツイーター・ウーファーともに、六角のボルトが4箇所ずつ。見たままですが、レンチで簡単に開きます。


したら、ウーファーからいきますか。ひとまず六角レンチで緩めます。開けるのは問題ないけど、閉めるときはあんまりトルクかけすぎるとバカになりそうでこわい。相手が木材なのでほどほどにした方が良いですね。あと、この手の作業をする人は知ってると思うけど、閉めるときは対角線上のネジを順々に閉めていくことで均等に力が加わります。


で、こちらが交換する新品のツイーターとウーファー。今回は、サンミューズさんで購入しました。このお店は、総額1万円を超えると送料が無料になるので・・・"^_^"


無事に取れました。中身の様子はこんな感じです↓


吸音材のグラスウールがいっぱい敷き詰めてあります。グラスウールは、車やバイクのマフラーとかにも使われているヤツです。あんまりガシガシ触ると、細かい繊維が手に刺さるので注意。昔友達がバイクいじってるときに、グラスウールを触りすぎて肌が赤くなってたことがあったなぁ・・・。


ここで半田ごての登場。古い方のウーファーを固定してある半田を溶かしつつ配線を外し、新しいウーファーを取り付けます。「面倒だから平型端子付けて半田付け不要にしようかなぁ・・・」と思いつつも半田付け。これはいつかやろうと思ってやらないパターン。。。コーン紙に半田が垂れる悲劇が起きないよう、パーツを梱包してある袋を中に敷くとちょうど良いです。あとは、外すときと同様に六角ボルトを取り付けて完了。


続いてツイーター。同じ径の六角ボルトが使用されています。これを外して・・・


ウーファーと同様に半田づけされていますので、半田ごてを使用して新しいものに交換します。

こんな調子でツイーター・ウーファーともに無事交換終了!音質もシャッキリ、元気に復活しました!

Pro Tools 10

OS X Lion対応のPro Tools(以下PT)10が先月リリースされましたが、32bitアプリの本バージョンの次に出る、64bit対応版への準備が着々と進んでいる様子。11が近くリリースされるのでは、という噂も。

プラグイン・フォーマットも一新し、ハードウェアのサポートに関するアナウンスもかなり出ているので、この次のバージョンアップがかなり大きなものになりそう。(ハードウェアも含めたバージョンアップとなると、金額も相当なものですね)

あと、このバージョンから様々なフォーマットのオーディオファイルを読み込めるようになり便利になった一方で、旧バージョンのセッションファイルと互換がとれない(当然といえば当然ですが・・・)という一面もあり、ver9以前のユーザーとセッションファイルを共有する場合、旧バージョンのフォーマットで書き出す必要があるようです。

まぁ、ウチはPT11がリリースされて、(PTに限らず)DAW全般と周辺機器が64bit環境に馴染んだ頃に、PCごと買い換える感じになりそうだな。

RME Fireface UC


RME社からリリースされている「Fireface UC」

解像度が高くクリアな音質で、制作人やDJ・オーディオマニアの方々にも人気のオーディオインターフェイスです。

実は、以前からオーディオインターフェイスの機種変更を検討していて、いろいろと検討した結果、このオーディオインターフェイスを採用することにしました。

このオーディオインターフェイスにした理由は、「音質」はもちろんのこと「Windows環境での安定性」「入出力数に余裕が欲しい」などが主な理由。せっかくなので、簡単にレビューしてみようと思います。

まず、音質面は言葉で伝えるのが難しい面もありますが、個人的には解像度が高くクリアで隅々までよく聞こえますし、制作やミキシングにはバッチリ対応できるクオリティだと思います。某プロデューサーさん曰く「下(低域)がしっかり出てるねぇ」という意見もありました。確かに、中域のふくよかさやハイの伸びやかな感じなどは、192I/Oはじめ他のオーディオインターフェイスと比べてみると、それぞれ良さがあるかも・・・。まぁ、ハイレベルな比較の話になってくるので、これは聴感上の比較だけでは済まなそう。きっとちゃんと検証しないとダメかもです。・・・ちょっと話が反れましたね。

次に、Windows環境での安定性について。Windows XP・Windows 7環境で使用できるものとなると、各社XPのサポートをじわじわ終了しつつある中、RME社は昔からWindows環境をバッチリサポートしていたこともあり信頼度が高いというのがありました。実際、競合や不安定な挙動は一度もなく、高い安定性で動作してくれています。これは本当によかった!




で、主な仕様としては、入出力数は18in/18out。画像を見るとわかるかと思いますが、Outputは前面のヘッドホン端子が7/8chという扱いなので、背面のアナログ出力(1〜6ch)と合わせてアナログ8ch、COAXで2ch、ADAT Opticalで8ch、これでトータル18out。Inputも同様ですが、前面のinput1/2chはマイク入力を想定してファンタム電源対応。あとは、マスタークロックジェネレーターとして使用できるBNC端子、さらに付属のケーブルを使用することで、MIDI IN/OUTをそれぞれ2系統ずつ使用することができます。ハーフラックでこれだけ豊富な入出力系統を備えているのはすごい。

▲付属のケーブルでMIDI端子を使用可能

本体についている操作子は真ん中にあるつまみのみ。このつまみでは、主に音量を上げたり下げたり・・・を操作するわけですが、ワンクリックすると調整する対象を変更することができます。(対象を「ヘッドホン」にしたり「モニター」にしたり)

自分の場合、「ヘッドホン」「モニタースピーカー1」「モニタースピーカー2」の音量は手早く調整したいので、ちょっとこの操作子だけだと困るのが正直なところ。これには以下の方法で対応しましたが、ハーフラックというコンパクトさを考えれば、これは仕方ないのかもですね。

▲主に音量調整などに使用する操作子


「Fireface UC」の各種調整は、PC上の「TotalMix」で行うことができます。(Motuでいうところの「Cuemix FX」)

自分の場合、「TotalMix」を応用して、主に使用する「ヘッドホン」「モニタースピーカー1」「モニタースピーカー2」の音量を手早く調整できるようにしました。こういった複数のモニターを併用する場合は、「Fireface UC」の後に、ミキサーやBIGKNOBなどのモニターセレクターを繋げば良いのですが、ウチにあるデジタルミキサーやアナログミキサーを繋げてみたら、音が若干曇ってしまうのが気になってしまいました・・・。デジタル出力しても音質が変わるということは、やはり「Fireface UC」のD/Aが優秀ということなんでしょうね。

結果、「TotalMix」のフェーダーをMIDIコンにアサインして、アンプやモニターへは「Fireface UC」から直で接続。これで手早く音量調整ができ、無駄な音質劣化も防ぐことができました。「TotalMix」は、MIDI設定で、特定のMIDIコンからの信号しか受けないようにできるので、DAWで使用するMIDIコンとは別に手頃なMIDIコンを用意しておけば、DAWとのMIDIの干渉は防ぐことができます。なお「TotalMix」をMIDIでコントロールする場合、基本Mackieコントロールのプロトコルで動きますが、自分でccをアサインすれば汎用MIDIコンで主なパラメーターは動かせます。・・・が、MIDIインプリが付いておらず、自分でccを探るしかなかったので、ちょっと面倒でした。


また、「TotalMix」は、かなり自由度の高いルーティングに対応しているので、レコーディング時の「トークバック」や各種「返し」のルーティングなども「TotalMix」上で行えます。簡単な録りならミキサーいらずで便利。そうそう、これらは「Fireface UC」本体側のDSPで処理されるので、PCの負荷はかからないというのは特筆すべき点です。

最後に、DIGICheckという付属アプリについて。これはデジタルオーディオストリームの解析系ユーティリティなのですが、これがまたありがたいツール。ソースを選択すれば、スペアナや各種レベルメーターなどを使用できます。入力・プレイバックどちらにも利用可能です。「PAZ」などのツールを使用してDAW上で見るのとは別に、オーディオインターフェイスに実際入出力されている信号をリアルタイムにチェックすることができるという意味では、より信頼度が高いと言えるかもしれません。

▲DIGICheckのソース選択画面

▲DIGICheckのTotalyser画面

総じて、音質面・安定性・機能面など、とても満足できるインターフェイスなので、しばらくはこの機種を使用して制作を進めていこうかな、と思います。制作人のみならず、オーディオ好きな方々がリスニング用に使用するのもうなずける機種です。

Fireface UC
「Fireface UC」は相場110,000円前後 ※2011.11現在

Teenage Engineering OP-1


2011.7.5 リリースのシンセ "OP-1"

もうmusicland KEYとかで注文できますね。価格は98,700円(税込)

スウェーデン(ストックホルム)の"Teenage Engineering"というブランドのものらしいんですが、Teenage Engineeringといっても、エンジニアが10代なわけではなく「10代に夢見た機材を制作する」ということらしいです。

クラブミュージックシーンは、若いアーティストが世界的なヒットを出してたりするし、もしや・・・と思ったけど、違うみたい。なんだかちょっと安心。

デザインは、やっぱりあちらな感じで、すっきりスタイリッシュ。オサレです。Marc Newsonぽいですね。

価格に関しては、ぶっちゃけ思ってたより高い・・・

でもまぁTENORI-ON的なもんなのかもしれない。高価でデザインのいいものって、なんだかんだ使ってるだけで「お!」ってなるし、目をひく。デザイン性を売りにしたブランディングというのもあるのかも。

しかし、オフィシャルショップ(海外)の感じも良くて、ここ見るとアクセサリー類の気合の入れようもすごいですね。

仕様に関しては、すでにWebサイトに日本語マニュアルが用意されていましたよ。

3分でわかる音楽ソフトの "バス機能" の話

音楽ソフトやミキサーの機能について掘り下げてみると、"バス"という言葉が出てきます。8バスとか12バスとか。

知ってしまえば、活用しない手はない便利な機能なんですが、初心者にとっては訳がわからなくなってくるポイントのひとつかもしれません。(ギターで言えば、"F"のコードをうまくおさえられずに断念するような・・・)

とりあえず、"バス"という言葉が、Wikipediaでどう説明されているのか見てみると、下記のように記されていました。

「バス (コンピュータ)」
バス(bus)とは、コンピュータの内外、各回路がデータを交換するための共通の経路を指すコンピュータ用語である。

この説明文でいうと、「共通の経路」というのがミソですね。

以前触れたような気もしますが、この「バス」という言葉、乗り物の路線バスが語源という説があります。路線バスはいろいろな行き先に向かって走っていますが、どのバス停から乗ってどのバス停で降りるか、というのは自由です。

バス機能を採用しているミキサー・音楽ソフトなどに入力した信号は、あるポイントからバスに乗せて、あるポイントでバスから降ろすことができるんです。

まぁ、「まだなんのこっちゃ??」という感じなので、図を見ながら話を進めましょう。


音楽ソフトを起ち上げた状態は、こんな風に信号が流れているとイメージしてみてください。共通の経路である"バス"は、まだ使っていないので何の信号も流れていません。

入力した信号やトラックに録音された音声は、通常そのままメインアウト(オーディオインターフェイス)に出力されているかと思います。


では、早速バスに信号を送ってみます。トラック1のOutputに"Bus 1-2"を指定してみます。これにより、信号の流れは上図のような状態になります。

図のように、この状態では信号がメインアウトに送られているわけでもなく、バスの行き先になにも指定されていないので、単に音が出なくなってしまうだけです。


次に、バスの出口を作って信号を取り出してみます。AUX(オグジュアリー)トラックを作成し、inputに"Bus 1-2"を指定してあげます。

すると信号の流れは上図のような状態になります。

「オーディオトラック1」のアウトプットからBus1-2に送られた信号は、「AUXトラック」のインプットでBus1-2から信号を取り出され、「AUXトラック」を経由して、メインアウトに出力されるようになりました。

このように、任意の場所から共通の経路であるバスに信号を送り、任意の場所でバスから信号を取り出すことができるわけです。

こういった機能によってどういった恩恵があるか、もう一歩進んで試してみましょう。

いま、Bus1-2へは「オーディオトラック1」から信号を送った状態ですが、続けて「オーディオトラック2」「オーディオトラック3」の出力もBus1-2へ送ってみます。


これにより、「オーディオトラック1」〜「オーディオトラック3」の信号は、「AUX(オグジュアリー)トラック」を経由することになります。こうすれば「オーディオトラック1」〜「オーディオトラック3」の音量を「AUXトラック」でまとめて調整したり、まとめてエフェクトをかけたり、といったことが可能になります。


このようなバス機能を利用することで、より自由なルーティングが可能になり、制作やミキシングなどで様々な用途に応用することができます。

通常デジタルミキサーや音楽ソフトでは、こういったルーティングも保存ができます。よく使うセッティングはテンプレート化しておくと、スムーズに作業ができ便利です。

<関連リンク>
→信号の流れを把握することが重要
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