3分でわかる音楽ソフトの "バス機能" の話 - [ TIPS ]

3分でわかる音楽ソフトの "バス機能" の話

音楽ソフトやミキサーの機能について掘り下げてみると、"バス"という言葉が出てきます。8バスとか12バスとか

知ってしまえば、活用しない手はない便利な機能なんですが、初心者にとっては訳がわからなくなってくるポイントのひとつかもしれません。

(ギターで言えば、"F"のコードをうまくおさえられずに断念するような・・・)

とりあえず、"バス"という言葉が、Wikipediaでどう説明されているのか見てみると、下記のように記されていました。

「バス (コンピュータ)」
バス(bus)とは、コンピュータの内外、各回路がデータを交換するための共通の経路を指すコンピュータ用語である。


この説明文でいうと、「共通の経路」というのがミソですね。

以前触れたような気もしますが、この「バス」という言葉、乗り物の路線バスが語源という説があります。路線バスはいろいろな行き先に向かって走っていますが、どのバス停から乗ってどのバス停で降りるか、というのは自由です。

バス機能を採用しているミキサー・音楽ソフトなどに入力した信号は、あるポイントからバスに乗せて、あるポイントでバスから降ろすことができるんです。

まぁ、「まだなんのこっちゃ??」という感じなので、図を見ながら話を進めましょう。


音楽ソフトを起ち上げた状態は、こんな風に信号が流れているとイメージしてみてください。共通の経路である"バス"は、まだ使っていないので何の信号も流れていません。

入力した信号やトラックに録音された音声は、通常そのままメインアウト(オーディオインターフェイス)に出力されているかと思います。


では、早速バスに信号を送ってみます。トラック1のOutputに"Bus 1-2"を指定してみます。これにより、信号の流れは上図のような状態になります。

図のように、この状態では信号がメインアウトに送られているわけでもなく、バスの行き先になにも指定されていないので、単に音が出なくなってしまうだけです。







次に、バスの出口を作って信号を取り出してみます。AUX(オグジュアリー)トラックを作成し、inputに"Bus 1-2"を指定してあげます。

すると信号の流れは上図のような状態になります。

「オーディオトラック1」のアウトプットからBus1-2に送られた信号は、「AUXトラック」のインプットでBus1-2から信号を取り出され、「AUXトラック」を経由して、メインアウトに出力されるようになりました。

このように、任意の場所から共通の経路であるバスに信号を送り、任意の場所でバスから信号を取り出すことができるわけです。

こういった機能によってどういった恩恵があるか、もう一歩進んで試してみましょう。

いま、Bus1-2へは「オーディオトラック1」から信号を送った状態ですが、続けて「オーディオトラック2」「オーディオトラック3」の出力もBus1-2へ送ってみます。


これにより、「オーディオトラック1」~「オーディオトラック3」の信号は、「AUX(オグジュアリー)トラック」を経由することになります。こうすれば「オーディオトラック1」~「オーディオトラック3」の音量を「AUXトラック」でまとめて調整したり、まとめてエフェクトをかけたり、といったことが可能になります。


このようなバス機能を利用することで、より自由なルーティングが可能になり、制作やミキシングなどで様々な用途に応用することができます。

通常デジタルミキサーや音楽ソフトでは、こういったルーティングも保存ができます。よく使うセッティングはテンプレート化しておくと、スムーズに作業ができ便利です。


<関連リンク>
→信号の流れを把握することが重要






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